神経・根の治療について(根管治療)
「根の治療(根管治療)」は、歯の寿命を大きく左右する非常に重要な治療です。ただし、非常に複雑で繊細な処置であり、治療が完了するまでに時間を要することも少なくありません。一番最初に行う根の治療が最も大切です。
この治療は、建築でいえば“基礎”にあたる部分です。基礎がしっかりしていないと、後になって痛みや腫れなどの症状が出てくる場合があります。建築で基礎に問題があると、全てを壊して建て直さないといけません。壊す費用も余分にかかってしまいます。
残念ながら、歯周病以外で抜歯に至るケースの多くは、根の治療がうまくいかなかったことが一因である場合が多いようです。
当院では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)やレーザー、CT、様々な機器、材料を活用し、できる限り治療の成功率を高められるよう研鑽しています。
根の治療が関係している可能性のある症状
・治療が終わっているのに、疲れたときに歯ぐきが腫れる
・歯が浮いたような感覚がある
・噛むと違和感や痛みがある
・検査では「異常なし」と言われたが、痛みが続く
・治療が半年以上かかっている
これらの症状は、根の化膿がある場合に出る主な症状です。気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
再治療・セカンドオピニオンもお気軽に
過去に受けた根の治療でお悩みの方や、現在の治療方針に不安をお持ちの方、また、セカンドオピニオンも承っておりますのでどうぞお気軽にご相談ください。
神経をできるだけ守る治療
根の治療は難易度が高いため、痛みがある場合以外は、神経をすぐに取ってしまうのではなく、できる限り神経を保存する方法を検討しています。神経を残すことで、結果的に歯の寿命を長く保てる可能性があると考えているためです。
小さな虫歯から中程度の虫歯まで、可能な限り、虫歯の部分だけ削って詰める方法(ダイレクトボンディング)をとっています。詰めたものが、隙間なく、段差なく、フロスが引っかからない詰め物をしていきます。小さな虫歯を、大きく削って、型をとり、金属やプラスチックを間接的に詰める方法は当院では行いません。
患者さまの大切な歯を少しでも長く保つために、慎重で丁寧な治療を心がけています。気になることがありましたら、いつでもご相談ください。
医院によって保険外治療のレベルは全く異なる
治療した歯は治ったわけではありません。修復しているのです。
一旦、人工的に修復した歯は、虫歯や歯周病になりやすいことをご存じですか?保険で治療した歯はそのリスクが高くなることを知っていますか?
当院では、できれば制約ある保険にとらわれずに最善の治療を行って、できるだけその歯を長くもたせたいと考えております。その目的を達成する手段として自由診療を行っております。
具体的には、時間をかけて丁寧な治療を行います。
制限のない機械(マイクロスコープ、レーザー等)を使います。
制限のない材料(海外輸入、最新材料、高価な材料、インプラント)を使用します。
こだわりをもった歯科技工士(高い技工料)とタッグを組み、ぴったりとした無調整な補綴物を目指します。
※注意:目的はできるだけ歯を長持ちさせること!
その手段として自由診療を行います。
目的の無い自由診療は単に高いだけ。単に材料が違うだけです。何ら保険と変わりません。